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スーパーちんどん・さとう

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覚醒と付き合う


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kaijosha.jpg



カイが覚醒している時、ってのがあって。
覚醒してるというのは、うまく言葉では言えないけれど、「なんかクスリやってますか?」みたいな感じというか。
まあ、クスリもやったことがないのでよくわからないんですけど。
いわゆる、そういう。

瞳孔が開いちゃってるというか、見開いているというか。
でもまあ、彼の場合、それといわゆるダウンになる発作がセットになっていて。
つまり、アップダウンがすごいことになってしまう。

そもそもてんかんの発作は、井上に言わせれば「ものすごく不安になる」感じなのだそうで。
ミツも発作が起きると前後の記憶がわからなくなるし、「意思で制御できない感じ」があるのだろう。

つまり、カイが覚醒している時、というのは不安と同時にアップな覚醒が混じってる感じという感じなのだろうか。
まあ、我を忘れている、という感じは見て取れる。

人を噛んでしまう、ということもあるんだけれど、これは確かに「追い詰める」ということをしてみると噛もうとすることがある。
これはつまり意思による攻撃なので、わからなくはない。
けれども、彼の場合はまったく追い詰められていない状況で急に人を噛んだりする。
理由がまったくわからない、という。

ま、もちろんこれも推測で、喋らないカイに聞けるわけでもないので。
彼の中では追い詰まった何か、があるのかもしれないし、それはわからない。
もしかしたら、その場で起こったことではなく、発作で前後の記憶が曖昧になって、昔の追い詰まったことを脳が認識している可能性もある。

どっちにしろ、普段通り、まあニコニコやっていたのが急に噛むんだから、まあ世話ない。
というか、防ぎようがない。

とはいえ、この「噛む」はかなり減ってきているし、粗暴な振る舞いもずいぶん収まってはきている。

で、まあこの覚醒の時、カイはなんかしないと気が済まない。
動いてないと気が済まない。
ねえねえ、どっか行こうよ!みたいな圧を彼から感じたりする。
足を踏みならし、オレに寄ってきたりする。

ま、一般の人だったら、まあ怖いだろうな、と思う。
彼に悪気はないのだけれど、目を剥いて足を踏みならして走り寄ってこられたら、やっぱり逃げるでしょう。
それに、まあ男だし、体格はがっちりしていないこともない。
華奢だったら、また違うかもしれないけど。

俺らはまあ慣れているわけだけれど。

ま、そういう時期というのがあるのかどうか、たぶん、季節の変わり目に多い気がしている。
気圧の変動にも弱い感じがする。
これはミツも同じで、気圧が急に変動するときに発作が頻発したりしているという。

だからか、この長く続く梅雨の時期、カイは覚醒してしまった。
そうじゃなければ、まあ普段通りオレにチューをして普通に飯を食い、仕事は基本怠け、でも時には仕事をする、みたいなまあ、普段通りだな、って感じなんだけど。

こうなると、まあ彼はそもそも朝が早いから、日の出とともに起きちゃうところがあって。
それで暇になるけれど、なにかしたい、なにかしなければ、という感じに囚われてしまい、まあ地団駄踏んでいてもしょうがない、で、まあ家を飛び出して行っちゃう。
これがまずこの覚醒時のあるあるになる。

ただ、安心なのは、今のところ出て向かう先は近所にある実家。
彼が行く場所、行ける場所、というのはそのくらいしかない、ということもあるのかもしれない。
実家から連絡があって、迎えに行けばスッと出てきて何もなかったかのように車に乗り込んでくるし、まあ手間はかかるけどしょうがない感じもある。
お盆とかで実家に帰ったら帰ったで、まあ、お盆だから休みなのに事務所に来ちゃったりして親を手こずらせたりしているから、つまりはとにかく「動きたい」んだろうな、という感じなのである。

厳重な鍵を付けちゃえばいいじゃないか、という意見もあろうが、自由に家を出れない、というのも違う気がする。

まあもちろん、彼の家には泊まりの人もいるから、出ようとしているところをキャッチすれば止める。
実家に行くのはわかっていても、その道々に事故に遭わないとも限らない。
それでなくても覚醒しているから、走り出したりして、車の方に迷惑をかけるかもしれない。

けれども、それはたいがい早朝で、なかなか泊まりの人も寝ていたら一番起きれない時間帯ということになる。
なので、まあ朝起きたら「いない」ということになる。

まあ、事故にさえ遭わなければ、実家に行く分には問題はないかな、とは思うのだけれど、やっぱり事故は怖い。

そんな毎日をここのところ送っていたのだけれど、ついにやらかして。

というのは、カイの家は2階建て一軒家なのだけれど、その2階から飛び降りたらしい。
いても立ってもいられない感じがよく出ている。
落ちた音に気づいて泊まりだった森さん(一階にいた)が外に行くと、カイが落ちていた、という。

下手すれば大けがなので、たいへんな事故なんだけれど、幸いなことに病院で調べてもらったら骨折もなし、しかも確かに多少痛そうに足を引きずっているが歩けてもいる。

無理に閉じ込めようとしても、むしろ大事故につながるな、という風に思ったりしたわけですけど。

こうしたいわゆる「問題行動」を抑えるために、薬を飲ませて落ち着かせる、という方法はあるらしく。
カイが通う病院の先生も、「抑える薬はある」と。
じゃあなんでそれを飲ませないかというと、「廃人みたいになる」と。
カイの場合は、幸いいい環境(なのかな)にいるので、みなさんの力で、なんとかここで堪えてやってみてほしい、というのが先生の意見。

確かに、オグラが施設からここに来たときには大げさじゃなく「歩けなかった」し、そもそも「笑顔」どころか、会話が成立しなかった。
でも、こちらで新たに医者にかかり、薬を減らしていって、今はマラソンにも出るし、みんなと楽しそうに会話もしているし、連れ立ってのみに行ったりもしている。

つまり、先生の言う「廃人」というのは、ああいう状況をいうのか、というのがわかるので、まあ我々も先生の言うことには賛成する。
もちろん、自信はない。

けれども、精一杯はやろう。

安心ですからと閉じ込めて、薬を飲ませれば、そりゃ、何の問題もないだろう。
飯を食ってうんこするだけの人生になるけど、まあ施設を運営する人は楽だろう。

でも、それ、もう福祉じゃないし。

いや、こんなこと言ってるけど、どこかでくじけるかもしれないけど、でもまあ精一杯なところまではいこう。
カイと一緒に。

まあ、よく取ればだけど、カイが一番辛いような気がする。


あ、ちなみに、そのオグラのいた施設ですが、評判はとてもよいところです。
そのことが、また俺たちを暗澹たる思いにさせるわけですが。





書店員

車募集


(BGM:The Beatles「Wait」from「Rubber Soul」)
→この頃のビートルズって、どっかけっこう間違ってる感じがあったりしませんか。
ま、それを見越したアレンジだ!とか言われるかもしれないけど、どう聞いても、ここのところちょっと弾き損なってるよな…、みたいなのがオレは逆にスキです。
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