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スーパーちんどん・さとう

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kaijosha.jpg



お盆明け初日、まあ、みんな意気揚々とやってきましたね。
初日はあまりキュウキュウに仕事をつめてなかったので早く終わり、事務所にあったもので急きょかき氷大会なんかもした。
せっかくだから、久しぶりの再会を楽しみたいとも思った。
こういう無駄な時間はなかなか普段は作れないのもあって、こういう隙間の時間みたいなものはとても大事にしたいと思っている。
オグラなんかはずっと笑っていて、「(実家から)戻ってやっぱり楽しい」みたいなことを言っていた。

まあ、ほとんどの連中がそういう感じになるのが、この盆暮れの実家から戻った時の「感じ」だ。
この夏は特に実家からほとんど出れない感じだったわけだから、きっと暇を持て余していたのだろうとも思う。

だから余計だったかもしれない。


が、その中にいて、初日にもうすでに「帰りたい」のがアクムだ。
昨年の5月にここに来たのは、親から「もう私たちが限界です」と言われて、仕方がないと受け入れることにしたのが始まりだ。
何回か書いているけれど、その時に「障害者の自立云々」とか言われたら断ろうと思っていた。
けっこうもう手いっぱいだったからだ。

でもまあ、限界ならしょうがない、親と子を離すにしても、親を引き受けるよりは彼を引き受けるべきだろう。

ま、それはそうとして、とにかくほとんど学校にも行ってないという彼が来てから、まあ今も俺たちは悩み続けているし、いろいろないわゆる「方向性」についても、正直定まっていない感じもある。
今でも論議をけっこうしている感じである。

とはいえ、まあ毎日は進む。
その中で、暴れることは少なくなったし、殴ったり、そういうこともだんだんなくなってきた。
出ていくこともほぼなくなった。
俺らとしてはなにもまだ方針が定まってないのだけれど、それでも毎日を一緒に過ごす中で、彼はまあ「耐えて」いるように見える。

とにかく気に入らなかったら殴る、暴れる、モノを壊す、という感じは当初あった。
親御さんはそりゃ、限界にもなるだろうと思った。
でもまあ、それがこっちにきて落ち着いてはきて、さて、まあどうしていこうか、と考えているのだけれど、我々サイドも何の答えも出ない。


ま、そんな中で今回のお盆。
とりあえず「帰りたい」彼は実家に帰った。
コロナがあって、実家に帰らない、という選択をした連中も結構いたんだけど、まあ彼は帰りたいのだから、帰った方がいい、と思っていた。
「実家からは基本どこにもいかない」という約束事も(親にも秘密裏に伝え)、まあ彼は守れそうだった、というか、そもそもが引きこもりだ。
積極的に外に行きたがることもあるまい、という目論見もあった。

でもまあ、帰ってきた初日、いつだったか市丸の携帯を割った事件があったし、まあ暴れるのではないか、という予想はしていた。


これまで、「家に帰りたい」ということを言い出す彼に対し、「お父さんお母さんはもう君とは暮らせないと言っている。だからここに来た」という話を俺はきっちりしてきた。
それが事実だからだ。
それを受け入れない限り、彼は変わらないとも思っている。

それでもそれを繰り返す。
特に何を言ったわけでもないのだが、例えば打ち合わせの時間がちょっとふだんより長くなっただけで、カッとなって俺を殴り、何発目かに「お母さんのところに帰る!」と言い出すのが常だった。
そうなると、まあ「お前な、ちょっと思い出せ。そうやって人を殴って、昔は家のモノもたくさん壊したよな。だから、もう親は一緒に暮らせない、って言ってるんだ。言いたいことがあったら、言葉で言えよ。そうしたら助けてやる」という話をずっと繰り返してきた。

そういう繰り返しがずっとあったので、まあ実はお父さんとは何度か飲みに行ったこともあったりすることもあり、ツイッターのDMで、「きちんと、親はもう君とは普段は一緒にいられない、でも、次は正月には戻ってこい。その時は一緒にウチで過ごそう」とかいうことをぴっちり伝えてほしい、と伝えた。

いや、まあ彼はわかっているんだと思う。
わからない人ではない。
でも、だからといって、理屈で感情をコントロールできるわけではない。
だから、繰り返し、わかりやすく、ぴっちり、短い言葉で伝えてやる必要がある。


ま、そんな感じで迎えた初日。
外口さん運転する迎えの車にもスッと乗り、おとなしく事務所に来たらしい。
そうなんだ、と思っていたら、やっぱり暴れた。

朝ごはんの途中、急に隣に座っていた俺の顔を殴った。
ほっとこうと思ったが、連発を始め席を立とうとしたので、仕方ないので抑えることにした。
いわゆる制圧である。
体重が軽いので、まあ止めることができないわけではない。
容易に抑え込んだが、でもそれでもこぶしを出してくる。
手を出してはひっかいてくる。
ま、パワーという面で力の差は歴然としているが、彼はとにかく必死である。

外口さんやアキ、周りも、「これ以上問題を大きくすべきじゃない」と思っている。
だから、「アクム落ち着いて座れよ」とか、「通常」の声で言ったりはするが、手は出さないでくれる。
これでまわりも巻き込んでオオゴトにしてしまうと、「暴れればオオゴトになって、全体が止まる」という、「いやなことを止めるための成功体験」になってしまう。
だから、全体を止めない。
気を割いてくれながら、彼らにわからないように見守ってる感じである。
その判断はとてもありがたい。
俺もこれ以上オオゴトにしたくない。

ま、それでも彼はオオゴトにしたがってるわけじゃないんだろうが、行動としてはどんどんオオゴトになっていく。
パンチはやまない。
マグロじゃないが、殴らなきゃ死ぬ、くらいの感じで打ってくる。

で、ついに、いつもの「お母さん」という言葉が出た。
しかし、「…のところに帰る!」は続かなかった。
「お母さん」と言ったっきり、こぶしは出続けるが、言葉は詰まった。

とはいえ、まあこれまで、お母さんに関して否定的な言葉もあった。
だから、何が続くかわからないはわからないんだけど、でもまあ、「なんで俺は家にいちゃいけないんだ」という叫びのような気はした。
そしてそれ以上、「帰る」という言葉が出なかったのは、「帰れないんだ」というのを親がぴっちり伝えてくれたからかもしれない(というか、どう伝えてくれたかわからないんだけどね俺は)。


正直、彼の居場所って、彼の人生の中であったんだろうか。
学校に行けなかった。
今は実家にもいられない。
かといって、部屋やいつも事務所で彼がいる場所はあるが、ここにまだ彼の居場所はない。

彼は、どこにもいられない人なのかもしれない。
いや、「いられなかった人」。


泣きながら全力でひっかき、こぶしを出してくる彼を見ていたら、なんか「これはちょっと受けなきゃならんかな」という気持ちになった。
全部を止めることは可能だ。
ダテに市丸の逆切れ大暴れなどを抑え込んできたわけじゃない。
市丸の筋力、瞬発力に比べたら、アクムのガリガリのパンチはどうということはない。

でも、「ちょっとは受けてやらなきゃいけない」と思った。

なので、抑える力を半減させてみた。
半分パンチを受け、引っかかれた。
頭突きも受けた。

「もう落ち着いたら?」

俺は小さな声で、ゆっくり、余裕をもって言った。
それでも、まあパンチは止まらない。

ま、止めたほうがいいのは彼も分かっている。
でもまあ、彼の叫びは止まらない。
こぶしの叫びというか。

何度目かの「落ち着けよ」で、「落ち着くよ」と言い始めた。
座らせて「暴れても何も変わらないの、知ってるだろ?。暴れないで話してみろ。そうしたら助けてやる」と話せば、まあそれはわかってる。

でも、抑えられなかったんだ、彼は。


それともう一つ、途中で「受けなければならないかな」と思ったのには理由があった。

その時、朝飯をみんなでテーブルを囲んで食べていた。
「隣に座っていた俺に…」と書いたけど、まあ、確かに、何かあった時のために隣に座った。

でも、もう片方の隣もいたんだよ。
コバが座っていた。

彼は、コバに行くんじゃなくて、俺に来た。
俺に抑え込まれるのはそもそも毎回のことで、俺が「ものすごい強い」とアクムは思っている。
にもかかわらず、彼は俺の方に向かってきた。

つまり、彼は殴りたかったわけじゃないんじゃないか、って。
だったら、コバの方がどう考えても殴られっぱなしになるはずだから、コバに向けばいい。
でも、俺が毎回毎回「助けてやる」と言い続けていること(本当は何の自信もないんだが)を彼はよく覚えている。

だからなんかさ、「助けてほしかったのかな」って。
佐藤さんなら「止めてくれるはずだ」って。

そう考えたら、なんかね、ちょっと彼の叫びをこぶしから聞いてみようかと思ったわけ←かっこよく言いすぎ。


というわけで、腕は傷だらけになり汗をかくと痛いし、足もあちこち殴られたり痛い。
これはその日の夜に書いているのだけれど、右足先になにかあったようで、足がつけない。

でもまあ、身体の傷は癒える。
彼の中の傷は、まあ俺の身体の復活よりずっと時間はかかるだろう。
そもそもそれがなんなのかわからないし、予想でしかないし、まあ、でも、なんとかかんとかやるしかない、って感じではあるんだけど。

ま、何の自信もないけどな。
ってか、もう今週これからどうなるのか、まあもうドキドキだよ。
ってか、今週だけじゃない、来週も、来月も、来年も、まあどうしたもんか、ほんと溜息出る。


でもまあ、こんなにやられたの、久しぶりだったのも確かなんだよな。
ま、それに希望を感じておくことにする。






車募集

(BGM:小野リサ「Canto Para Nana (New Vocal)」from「O Melhor De Lisa」)
→これ、単純に見えて、リズムがいろいろ交錯していて面白い。
基本ボサノバに、三連符っぽい感じのパーカッションが重なってるのがなんかすごく面白い。
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