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スーパーちんどん・さとう

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もはや戦後ではない。戦前だ。


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この夏、75年目の終戦の日を迎えるということでなのか、テレビではいろいろと戦争のことに関する番組をやってました。
暑かったこともあり、そしてコロナと言うこともあり、外に出ることもなかったので、いろいろとそれら番組を見てました。

もう、どの番組を見ても泣いてました。
憤りも感じるけれど、その時代に、生きたかったけど生きることができなかった人たちのことを思うと、なんか単純にまず涙が止められませんでした。

死とは美談ではない。
そのことを思い知った気がしたし、いや、思い知らせていただいた、というか。


美大の画学生も徴兵され、多くが死んでいったと言いますよ。
将来にはもしかしたら偉大な画家さんになった人も、あの戦争で死にました。
赤紙が来て、一週間後には出征しなければならない。
そうなったとき、彼らは最後に何を描いたか。
そうした絵を集めた美術館があるそうで。
そんな番組もやっていました。

その中で、一枚の裸婦像があって。
そのモデルとなった人は、戦後50年だったか、70年だったか、まあかなりの時間が空いてからその絵を見に来たと言います。

そのモデルになったときはまだ若かった。
二十歳とか、そういう。
その絵が飾られているのは知っていたが、来れなかった、と。
でも、やっと来ました、と「来館ノート」にあったそうです。

モデルになった日、恥ずかしくて座り込んでしまった。
それでも、「今描かなきゃ、今、君がモデルになってくれなかったらダメなんだ」という強い描き手の声で、彼女は彼の前で裸を見せたと言います。

そして、その後、彼は戦死します。

でね、そのモデルの人。
「私は、この時のように、みずみずしい身体ではなくなってしまいました。」と独白を続けるんだけど。
こんなにお婆ちゃんになっちゃいましたよ、と。
そして、この数十年、結婚もせず、女一人で、必死になって生きてきました、と。

…もう、ここで涙が止まらなかった。
いや、なんなら書いている今も涙でモニターが見えません。

モデルになった日、その一週間だかそのくらいの間、彼らに何があったのかはつまびらかにはされていないけど、彼らは、一生のちぎりを結んだんだろうな。

なんなんだろう。
このものすごい、圧倒的な人生の重さ。
死の重さ。

引き裂いたのは、戦争だ。
人が起こしたものだ。
これが天災だというのなら、まあ仕方ないとも思えるけど、そうじゃない。
戦争は人災だ。

いや、まあなんだろう、このモデルの人の人生の重さをね、圧倒的な力でもって受け止めなきゃダメだと思うよ。
じゃなかったら、この戦死した描き手もモデルの人も浮かばれない。
彼女はどんな思いで、この数十年を生きてきたのだろう。
老婆になって、やっと見に来れたという彼女の思いは、果たして想像もできない彼方にあるような気もする。


ま、そんな番組もありましたけど、現代の女子高生に、戦争体験を語ってくれる人のフィルムを見せて感想を言わせる、みたいな番組もありまして。

その女子高生たちの感想というのが、まあいい感想ではあったんです。
「当時、死ねと言われて違和感がなかったという時代が怖い」とか。
「そういうのも政治だと思うから、政治にもっと関心を持ちたい」とか。
ま、そう思ってくれればうれしいな、という感想で、それはそれでよかったんですけど。

ただね、気になったのが、「今の私たちは、職業も選べるし、自由にものが言えるし云々」と言っていたんです。
対して戦争中はそういうことが言えなかったんだな、という文脈で。

いや、でもね、今の女子高生たち。
いや、若者たち。
君たちはもう言えなくなってるよ。
オレの時代、オレの前の時代の学生運動だったり、そういうの考えると、どんどんみんな何も言えなくなってない?と。

同調圧力、いじめられないようにみんなに合わせる、云々。
そういうの、オレの高校時代よりずっときつくなってるよ。

今や、首相にすら「安倍さんだって大変なんだ」とか、反体制の声を封じようとしてる風潮がある。
反論ばっかりじゃ進まない、安倍さんは提案してくれているのだ、とか。
もう異常だよ。
いや、異常事態になってるよ。
首相は王様じゃないし、偉い人でもないし、そもそもこのコロナ危機の中、ほとんど私邸で過ごしてるじゃないか。
それを指摘できないテレビ、新聞。
もう、正直、かなりやばいところまで来てるでしょう。

それでも、「私たちは自由だ」と言ってしまえる彼女たちこそが、もう「何も言えない時代」に取り込まれているな、とちょっと暗澹たる思いになった。


確かに、今の高校生なんかは、そもそも物心ついてこっち、「安倍政権前」を知らないとも言う。
だから、キュウキュウとした就活も当たり前だと思ってるし、このどん底不況がそもそもデフォルトだと思ってる、という。

違うよ、その前、日本は世界一だったんだ。
それを体感できてない子たちは、そもそももう「自由を剥奪されている」のだけれど、それをもっと彼らに教えなきゃいけないな。

就活に失敗すれば人生終わり。
クビになれば終わりだから、上司に媚びる。
そんな状況が「自由だ」なんて言えてしまう彼女たちに、大人である俺たちはどう声をかけたらいいのか、行動したらいいのか。

それをしっかり考えなければ、戦前に逆戻りだ。
あのモデルさんと書き手の思いを、人生の重さを、死の重さを、我々は今の時代に投影して、しっかり若い子に伝えなきゃいけない。





車募集

(BGM:James Brown「It's A Mans World」from「James Brown」)
→曲の中身としては、いわゆるまあ、男は車も作るしすごいけど、それを見せる女がいなきゃ意味がない、みたいな歌詞か。
もっと突っ込むと、まあ「女がいなきゃ男も生まれない」とも読めなくもない。
この辺、時代だなあ、という感じの歌詞かな。
どっかさださんの関白宣言を思わせなくもないような気もしなくもない。
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