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スーパーちんどん・さとう

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カブキが美容院に行きまして。
まあ、もうコロナがあって行けなくて伸び放題だったわけです。
そうなると、彼女の場合は自分で髪をかき上げるということが難しいため、結局「しばる」みたいなことが必要になってくる。

まあ、それはそれでいいんでしょうけど、しばる言うても彼女の場合はもうしばる人の裁量になっちゃうというか。
「こうやってしばって」と言えればいいんだけど、そういうこともない。
つまりはまあ、しばり慣れてないのかもしれないし、よくわかんないけど、その辺はずっと「お任せ」という人生だったのかもしれない。

ま、お任せで成り立つならいいか、という気もしなくもないが、そもそもそういうことを言ってると、彼女の場合はすべてがお任せになってしまう。
どっかでせき止めていかないと、彼女の人生を彼女の中に落とし込むことが難しくなっていく。

彼女はなんだかんだ人の都合で生きている。
いや、生きざるを得ない。
トイレに行く、風呂に入る、移動する、まあすべてのことが彼女の「思うまま」になるわけじゃない。
そのたびに周りの人に頼む、ということになる。
なるんだけど、それがそのままスッと実行されればいいが、そういう時ばっかりじゃない。

知的に障害がある、ということもあって、みずから身体を動かせない、という状況をどうやって理解したらいいか、どうやって解決したらいいか、というのがなかなか難しいと言うこともある。
いや、理解はしていると思うが、解決の道までは見えないから、どうしても彼女は結局「周りの意思」で生きざるを得ない、という感じか。

そのために、まあ「こうしたらいい」「ああしたらいい」という話はするんだけれど、それもなかなか取り組めなかったりもする。
そもそも、普通学級で「周りの意思」で生きてこざるを得なかった彼女は、その「周りの意思」ではなく、「自分の意思」を一刻も早く伝えないとならない、という感じもある。
人が周りにいるウチに「伝えなきゃ伝わらない」ということなのかもしれない。
だから、一つ一つのことにどうしても腰が据わらない。
「今、こうやって声をかけてみればいいんだよ」という話をしている最中に、「これから会議があるから動かして」という、俺に対する話、先の話になってしまう。

まあ、それはもうしょうがないんだけど、そこから自分の人生を取り戻していくのは容易ではないな、と思う。

できるだけ「お任せ」を排したい。
排していくことで、彼に自分の人生を生きてもらいたい。

髪の毛も、「しばればいい」というのはわかる。
わかるけど、しばって「もらわなくても」成り立つ、ものがいい。
一つ一つ、なにか変えていかないと、彼女にはなかなか出口が見つけられない、という気もする。
まあ、それは髪だけじゃないんだけどね。
その中の一つ、という感じ。

で、まあ「しばらなくて済む髪型」というのと、カブキの強い意向で「染めたい」というのもあったので、アキと一緒に行ってきた。

アキの報告によればこんな感じだったらしい。

要望を伝え一度仕上がった髪型は、前髪を残さない、脇に流す形にしてあったのですが、耳にかけられるから…ということで、ピン止めもしてもらって帰ってきたんだけど
ついたときのハイテンションとは打って変わって顔も下がってしまいました。
店の人たちにきかれても、反応悪く。

車の中で「どう?」ときくと「よかった」と言うかと思いきや「かおにかかっちゃうんだよね…」と言ったので、もどって切ってもらえないか電話してみようということにしました。
車の中で、ずっと顔をしたにして、動きにくい手で前髪をわけてて…やっぱりダメだよなと思って。
ネットに電話してもう一度切ってもらいました。
施設の人や老人ホームの人が楽だからと、短くされてしまうこととかぐるぐるして、よかったとはおもうしいい髪型になったとはおもうけど、なんだかすっきりしないところがあります。

誰に見せたい?!といったら
「うーん、いちまるくん」
…やっぱりカブキは市丸が気になる説
次は?!
「さとうさん」といってました。

戻ってきてから値付け…を一緒にみていてそれだけでも満足そうでした。
これは何の種類?わからないというので、市丸に聞いてみたらといったら「おきものだよ」とかいわれて、ぐふっとわらってました。


まあ、そもそも人に聞けば(俺はもう長らく美容院とかに行ったことはない)、なかなか思うような髪型にはならないことも多いようで。

「思い切ったこと」をしようとしても、まあ「想定内に収まる」というか。
あまり突飛な髪型は、やっぱりなかなか美容師側もやりにくい、というのはわかる。
一回切ってしまえば元には戻らないのだから。
だから、大多数が納得するところに着地する、のはわかる。
その上知的障害ともなれば、そもそも「このくらいかな」という判断がそこにあるかもしれないのはわかる。
「こっちの方が似合うのに」というのもあるだろう。
でもまあ、機能性というのも今回はテーマに合ったという…。

もちろん、その場でカブキが「もっと切ってくれ」といえばいいんだけど、「お任せ人生」だった彼女にそれはちょっと壁が高すぎるのは想像できる。
そもそも、知的障害で車椅子に乗ってる人をちゃんと切ってくれる、という時点で、ありがたい、というバイアスもこっちにはある。
だから、仕上がりに注文を付けにくい、というか。

でも、それでもカブキに最後まで「納得した髪型」になるまで付き合ったというのはすごいな、と思いました。
下手すれば、先のようなバイアスもあって、「ピンで留めればいいんだ」とか、「さっき言えばよかったじゃない」と、彼女の思いを我々だって潰しかねない。
時間との兼ね合いもある。

まあ、こういうことの積み重ねなんだよな…。
そうすることで、彼女も「顔にかかっちゃうんだよね」をまた言えるようになっていくのではないか、という気がする。
そこで潰してしまえば、やっぱり彼女は諦めて言うのを辞めてしまう人生をやっぱり選ぶように思う。

同じく車椅子を使っている加納さんはこんなメールをそれに返していた。

短い髪型にしちゃう気持ちメールを読んで、そうなんだよねーわかるー!と思いました。
私は短い髪が好きなのでいつもバッサリ切っちゃうけどね。
朝のセットとか顔に髪の毛さわるとか、介助者に言えばいいだけの事なんだけど、めんどくさいなと思っちゃう時もある。化粧とかも同じだけど。そう思いながら、くせ毛なのに伸ばしてとかしてとかむちゃなこと言って介助者から、えっー!と言われることもあるけど。
施設にいたらなおさらそうだろうなと思うし、障害者側も心おれて短髪刈り上げでいいやと身なりを気にすることをあきらめちゃうよな。


まあ、最終的に仕上がりはとてもよかった。
美容師さんも、アキも、そして「顔にかかっちゃう」と言ったカブキも素晴らしいと思った。

まあ、この美容院はとてもいい美容院なんです。
そもそも。
だから、美容院に文句を付けたいとかそういうことじゃなく、そういう「構造がある」ということを言いたかった、というのは付け加えておきます。






車募集

(BGM:Heiner Müller「Henry Hübchen / Walfriede Schmitt - Die Umsiedler ... (Schmulka/Siegfried)」from「Müller Texte Lesen」)
→劇作家の人なのね。
延々とドイツ語で何かを喋っているのが収録されている3枚組。
時折ためいきや笑いが会場から起きているので、きっと現場収録盤なのかしら。
こういうのも音源マニアとしてはとっておきたいが、ちょっとどういう内容かも知りたい。
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