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スーパーちんどん・さとう

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まあ、機関紙ね。
虹の会で毎月出していますけど、まあ紙媒体なので、ぜひ紙媒体で手に入れていただきたいんだけれど。
にじ屋で配布しているし、あとはツイッターのDMとかくれたら郵送します。
毎月読みたいとなったら、会費払ってくれるとありがたい、という仕組みであります。

10月号は先日郵送を終えたところだけれど、その中から、テキストで引っ張ってこれるモノで、ちょっと感動した記事を紹介します。


それはスズが書いたモノ。
これは、「カイと仕事をする」ということについて書きます、ということだったんだけれど、これが傑作で、編集しながら泣いた。
以下。


カイさんとは、ここ半年くらい?だろうか。月曜にやる服の仕分け作業を一緒にやる。

カイさんに服の入った袋やダンボールを持ってもらい、その間私が服を仕分ける、という流れが基本。合間にゴミ捨てを頼んだり、服についてるビニール袋を剥いでもらったりもする。

一緒にやり始めた頃は、そもそもカイさんとは距離感を測りあぐねていて、二人で仕事なんてしたことが無かった。カイさんには私では話が通じない、という感覚が強かった。カイさんと関わることにとても緊張した。私が呼びかけてもスルー、みたいな事が多かったし、きっとカイさんも、そんな私の様子を良く見ていたんだと思うし、カイさんからしても、「コイツは話がわからない奴だ」となっていたんだと思う。それに、仕分けのたびに「今回はどうなるかな…」と緊張していたから、それを見抜かれていたんだろうな。

やっぱり、そんな気配のする人とは仕事はしづらいだろうし、
なにより私の位置は「新しく来たやつ」という、歯牙にもかけられない立ち位置から始まっていたわけなので、そりゃあフラフラしたくもなる。

仕分け中フラフラ離れていって戻ってこなかったり、急にイラ付き初めて私が焦ったり、今度は微動だにしなくなって(結構天気によって調子が悪かったりする)、無理に軌道修正しようとして逆にカイさんに噛まれたりもした。多分このとき噛まれたのが初めてだった思う。

いろんな人の話から、噛むってことは相手を認識してるってことだ、というのは聞いていた。
つまり仲良くなっていけばいつか噛まれるということか、と思っていたので、噛まれて落ち込むとかよりは
「私の事認識してた?!」と嬉しくなった。
しかも噛まれたあとに、噛んだ私の手を持って、噛み跡をゴシゴシさする様に触ってきたので、
「噛んだら痛いよカイさん。」というと
「あぅ。」と小さくだけど返事が返ってきて、雰囲気だけど
「やっちまった…」と言ってきたように思った。
それがちょっとおかしくて、
思わず「そんな事なら最初から噛まなきゃいいでしょうよ」と返した。
そこを機に、カイさんとの関係を諦めてなるものか、と火がついたし、同時に色々構えていたものがちょっと楽になった。

その後も一緒に服の仕分けは続けていき、少しずつ私の呼びかけとか、お願いしたことを聞いて反応してくれるようになっていった。
カイさんはとても仕事ができる人で、これはこう分けてるな、とかよく見て予測して動いたりする。
いつぞやは着物が出てきたとき、「雑貨」の箱に仕分けるものだったけれど、カイさんは
違う作業をしてる方にあった「着物」の箱にいれようと一人で置きに行こうとした。
合っているといえばそうだけど私と仕事してるときは「雑貨」の方に入れてほしい、というのでやっていたので阻止。
抵抗していたけれど、「こっちに置いて」と言うのを呼び掛けていたら暫くして分かってくれて、私に渡してくれた。

そのあと、「着物の方に置こうと思ったんだよね?ありがと。でも今回はこっちにおいていいんだよ。」と声をかけると、ジッと見つめてきたので多分通じたと思う。
その後の仕事も苛ついたりもなく、一緒にやってくれたが更に嬉しかった。

そしてつい一月前位のこと。
確かにじ屋のあと、ネットで私がパソコン作業をしていた時だったと思う。
後ろで「あう!あ!あう!」としきりに声がするので振り向くと、こちらを見つめてテーブルの上のヤカンを指差し、
「あう!」と何かを訴えかけてくるカイさんが。

「なに?お茶飲むの?注いでほしいの?」
と聞くと「あう」といって自分のお腹を指すカイさん。
これまでカイさんから話しかけてきたのはコダワリで何か気に食わない、という時が殆どだったので、
普通に「ねえねえ」という感じで言ってきたことにびっくりした。

外口さんがよくカイさんのお腹を触って腹話術のように喋る練習、というか遊んでいるのをよく見かけていたので、
もしかしてお腹を押せってこと?と思い「おーちゃっ(お茶)」と一緒にお腹を押しながら喋ると、満足したのかスッと自分で注いでお茶を飲む。
いや注いでほしいんじゃなかったんかい、と思ったけれど、
そのあと何故か内藤さんや佐藤さんにも水筒のお茶を欲しいと言いに行っていて、お茶が飲みたいんじゃないのか…?とちょっと気になった。
そのときに「言って通じるのが楽しいんだろうな」と話していたのを聞いて、なるほど、とちょっと衝撃だった。確かに喋れないカイさんからしたら「言いたい事が通じる」って言うのはとても嬉しいだろうな。それをやりたいがために色んな人に言う、ということだったのか、と思った。

その後も何かしらで「お腹触れ」と主張してくることが増えて、仕事中戻ってこない、なんて事が減ってきた。
仕事中トイレやお茶を飲みにいく時には一声かけてくれる事が増えたし、これまでは通じなかった「これでお茶最後だよ」とか、「今日はもうコレは終わり」というのが通じるようになってきた。(音楽つけてとか、ヤカン空だからたして、とかをよく頼まれる)

私にとってカイさんが「話が通じない人」でなくなったのと同じように、カイさんも「コイツは話せば通じる」と言うふうに思い始めてくれた事がとても嬉しい。自分がカイさんの「言うに足る人」になれてきている事が自信にもなる。
そういう風に思わせてくれるカイさんは凄い人だな、と感じる。そんな風に向き合うきっかけをくれた事がとても有り難いし、それを裏切らない人でありたいなと思う。


これ、ファイルのタイトルがついてるんだけど「カイさんと服のの仕分け○すず」ってなってて、「のの」じゃねえよ、と思ったけど、ま、そういうところがスズのいいところ。
この辺は http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-5333.html にも書いた。

そもそも彼女は、二三年前?もっと前?に、加納さんの介助者から「引きこもってる妹なんだけど、面接してくれないか」、ということでやってきたんだけど、いや、もうなんか、すげえわ、この子。
まだ二十歳そこそこなんだよな。

今の日本は、有能な人材を引きこもらせているということをもうちょっと真剣に考えたほうがいい気がする。

suzu1111.jpg










(BGM:シャネルズ「シャマラマ・ディン・ドン」from「Mr. ブラック」)
→こうしたスタンダートをしっかりやってる人たちだったんだよね。
好きだったんだろな、ドゥーワップ。
ここまでやってくれると、まあ納得だよ。
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