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スーパーちんどん・さとう

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加納さんのお母さんが亡くなって。
お若かったのに、とても残念でなりません。
俺は実際にお会いしたりお話ししたりというのは、ほんの数度で、加納さんの実家に遊びに行ったときとかにちょっと。
優しい方というか、イヤな感じが全くないというか。
加えて、加納さんから漏れ伝わってくるお母さん像とか、加納さんのご姉妹の感じを見ていると、とても立派な方だったんだろうと思うことが多かった。

加納さんは三人姉妹なんだけど、三人というのはお母さんによれば「社会になるから」ということらしい。
二人だと対極にしかならないけど、三人いたらいろいろウマくいくのではないか、というような。
三人よれば文殊知恵、とはよく言ったもんで。

加納さんのお母さんは、定年まで役所的な仕事をしていたということで、それもなんか俺はとてもすごいことだと思っていて。
すごいというのは失礼だし、本質的にはそうじゃないんだけど。
加納さんが、まあ四十年前に生まれた、ということにすると、その時代に障害児が生まれて、でも「仕事を辞めない」というのは、すごい勇気がいったことだと思うのよね。
たいがいは、障害児が生まれたら仕事を辞めてそれに付き合う、みたいなことになっていく。
それがイイとは言わないし、むしろ決してよくないことである。
障害児を産んだからといって、自分の仕事を辞めなければならない社会の状況はいいわけがない。
でも、それがデフォルトの時代、いや、今もそうかもしれない。

その中での、辞めないという決断。
これ、いろいろな示唆に富んだことかな、と思うんですよ。

仕事を辞めたら、やっぱ加納さんが生まれたからだ、ということになる。
そうじゃなくても、時代はそれを要請して、いや強要している。
それに抗って辞めない、という選択は、時代に抵抗している。
まず、彼女は、親御さんは「障害児が生まれても仕事を辞めない社会」を目指していたのだ、というところ。

そしてもう一つ。
ここで辞めてしまったら加納さんが物心ついたら思ってしまうだろう。
「私のために仕事を辞めたんだ」と。
妹二人も、「お姉ちゃんは特別だ」と思ってしまうだろう。
彼女は、きっとそう思わせたくなかったのではないか。

もちろん、実は仕事を辞めない方が大変だったのだと思う。
朝から晩まで動きっぱなしだったのではなかろうか。
障害児じゃなくたって、保育園に預けて仕事に行って、熱が出たといったら迎えに行き、とか、まあ二親いるとは言え、職場の協力だって必要だ。
しかも今の時代ではない。
40年前の話である。

でも、それを選んだというのは、ものすごい決意だったのではないだろうか。

しかも、どっか「姉(加納さん)は特別」という感じが、にじ屋に来てくれる妹さんたちから何も感じないのである。
三人姉妹、という、互いに尊重し、互いにフラットに付き合ってる感じがしていて。
こりゃ、すごく親御さんがステキなんだろうと思っていたら、いやいや、すごい決断と思いがあったんだな、と。

だから、歩けないだけで、加納さんはずっと家族とフラットに付き合っていたし、どっか羨ましいくらいの家族だった。

そのお母さんが亡くなり、葬儀ではお父さんが最後にあいさつをした。
その前に葬儀場の人が経歴を紹介したりする中でも、加納さんが障害者だった、というようなことは一切出てきてなかった。
この一家にはそれは関係ないのだ、という、普段受ける感じをそこからは受けた。
お父さんのあいさつもそんな感じで終わるのかな、と思ったのだけれど。

そしたら、最後の方に、むしろ唐突に「第一子が産まれた時、障害児と知って、二人でとても悩みました」というような一文が入っていた。

その時ね、図らずも俺、涙出ちゃったんだよね。

障害なんて関係ないんだ、って三人の娘を育てた。
でも、あの時、きっと親御さん二人は泣きながら今後のことを話し合ったんだと思うんだ。
それを隠し、ずっと言わず、親御さん二人はここまでやってきたのだと思った。
そして理想の姉妹関係ができたと、自分たちがあの時に悩んで出した結論は間違ってなかった、と、きっとお父さんは思ったんじゃないだろうか。

もう、ここで言っていいんじゃないか、と。
お父さんはそう思ったのではないか。
いや、お母さんと一緒にこの話を、この先いつかわからないけど、いつか二人で娘達にしようと思っていたのではないか。

だから、お父さんはこの時に言わなければ、と唐突にそれを入れたのではないか、と俺は勝手に思ったのだ。

いや、ま、これは俺の勝手な解釈だ。
そりゃ、ホントのところはわからない。
けど、深い愛と、前を向いて、希望に向かって、どんなに小さな希望でもそこに向かっていく強さを、俺は感じた。

生きているから希望がある。
何があっても、世の中がどうあろうと、自分が信じる道をしっかり生きていかなければならない。

合掌。










(BGM:Naoto Nishikawa「Get It On」from「No problem」)
→チェイスが元曲と言うことになりますか。
すごくよくカバーしてると思うけど、まあこちらインストです。
というかね、音圧が伝わってこないのが残念。
まあ、吹奏楽とかでもよく演奏されるから、インストでもぜんぜんイケますけど、やっぱあのボーカルが欲しいかな、と思ったり。

kabukiboshuuu.jpg

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