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グルミというのをやってましてね。
これはグループミーティングの略なんだけれど、名前にあまり意味はないんだけれど。
いろいろと小さいグループに分けて話をするというか、飲むというか、ま、たいがい仕事終わりにやるからご飯時、飯を食いながらとかですね。
今年度は、専従も含めて「自分の意見をしっかり他人に言えるか?」ということをアンケートに取ったりして。
それによってグループ分けをしています。
ま、自分の意見を言えるからいい、ということもある一方、言えるからいいことばっかりでもないとは思うんです。
人とあわせる、というのも能力としてはありますから。
だから、どこのグループがダメとかそういうこともなく、直線的な一つの課題と言うことではなく、各々の課題というか、専従含めての「こうなりたい」をいろいろ話し合っていく、というような感じなんだけど。
俺とアキとカズミはちょっと人数あわせという面もありつつ、「そもそも自分の意見をしっかり言えない」どころか「すぐに人が言うことに左右される」「ってか、自分の意見ある??」というグループに参加していまして。
これはかなり難しく、どうしたもんかと思って悩み悩みやっているのだけれど。
最初の回で、「ろばを売りに行く親子」の簡単な動画を見て。
これはロバを売りに行く親子がまわりの人の意見をすぐに聞いちゃうもんだから、最終的にロバが川に流される、という話。
まわりの人も悪意はないんだけれど、その場面場面を切り取ってアドバイスするもんだから、全体としてはロバは売れず、というか流されてしまうという悲しい結末になるという話。
それ以降、「ロバを川に流さないぞ」というようなスローガンでこのグループはやっています。
先日、まあ、とても日中がワタワタしていた日で。
どういうグルミにするか、ってのを俺もアキもカズミも薄ぼんやりだったんですね。
それを直接話をする時間も無かった。
メールではやりとりしてたけど、もう薄ぼんやり過ぎて。
「言う内容が同じでも、言う人によって自分の行動を変えちゃう」というようなこともあるから、そういう話をしようか?とか。
ちょっと前のオグラ(オグラもここのメンバー)のカレーのこと(
http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6381.html)をジワジワ否定してみようか?とか。
オグラとノブ(ノブもメンバー)には、ちょいちょい振ってるんだけれど…。
ノブの言うことを全部否定してみようか、とか。
でも、大事なのは「人の顔色うかがって生きている」という生きづらい部分をどうやって解消していくかだよね…、とか。
…そんな程度で、まったく方針なし。
で、いざ近所の中華屋の個室へ。
これもワケあって間際に店が変わったりして、なんとなく全体的にどうなるかな、まあ今回は上手くいかないかな、みたいな雰囲気も漂う感じで。
そしたらまあ、これがスイングしたんですね。
コバもオグラもいい顔をしていた。
なかなか彼らはいつも隅っこでつまんなそうな顔していることも多いタイプですからね。
よかったなあ、と思ったんですが。
コバが携帯を首から提げていたんですが、まあこれは普段そうしよう、と言っているからですね。
俺が「こぼしちゃうんじゃない?。醤油とか垂らさない?外した方がいいよ、後ろにでも置けば?」と言えば、カズミがすかさず「でも、携帯はすぐに出る、って約束だから、首にかけておいた方がいいよ。後ろに置いておいたら店もうるさいし、聞こえないカモよ?」と迫る。
同じく首からさげていたオグラも「どうしましょうかねえ…」とふざけながらも迷う。
と、オグラがすかさずよだれを垂らしたりして。
ま、歯並びの関係もあってそういうことはよくあるんだけど、そこでみんな爆笑したりして。
「それそれ!」なんて。
「だからやっぱり外した方がいいよ」という俺。
「いや、でもさ…」とカズミ。
ま、最終的には外したコバ。
「コバは外した方がいい、って自分で判断したわけだよね、そっか、ならきちんと出るようにしたらいいと思う。私の意見を聞かなかったからと言って私はコバを嫌いにならないよ、それは別の話」とカズミ。
ま、こんなやりとりを最初のビールの注文からずっと繰り返したりして。
「え~?やっぱ最初はサワーじゃない?」とか。
バカバカしいんだけど、でも逆にそれがなんかみんなすごく面白くなっちゃって。
ちょっとしたゲーム感覚ってのもあったかな。
全体の雰囲気はずっとよくて。
みんなで笑いながら進んだ。
「自分の意見をしっかり通す」というのは、そんなに過酷なことじゃないんだ、というのも伝わったような気がした。
それで雰囲気が悪くなることもないし、嫌われることもない。
最初がビールであろうが、レモンサワーであろうが楽しく飲める。
普段真ん中にいるとは言い難いコバやオグラとじっくり話して、オグラがどれだけしっかりした考えを持っているかもよくわかった。
まあ、問題はそれを「出し惜しみしている」ということなんだなあ、と改めて。
まあ、俺とアキとカズミだから、もう長い付き合い、気心が知れてるというのはある。
タッグ屋歴が長い。
はっきりとしたフィニッシュが決まってなくても、ある程度の打合せで試合がやれるところもなくはない。
まあ、何も決まってなかったけれど、お互いに悩んでいるというのは俺もアキもカズミも十分にわかっていた。
同時に、なんとなく方向性というか、雰囲気は了解はしていた。
その程度だとしても、時間が来てリングに上がれば試合をしなければならない。
試合を成り立たせるためには、やっぱり何か仕掛けなきゃならないし、相手の仕掛けをウケなきゃならない。
そのプロレスのやりとりがものすごくうまくノブやコバやオグラにスイングしたんだな。
ものすごくキレイにまとまった提案や結論が必ずしも、彼らとリングに上がるとうまくいかないこともたくさんある、ということを踏まえると、やっぱ「同じリングに上がるモノとしての悩み」を共有しておくことがどんなに必要なことなのか、と思った。
何もできなくても、何もわからなくても、悩み続けること。
悩み続けよう。
正解など簡単には手に入らない。
(BGM:高橋幸宏「ドラジコメディ」from「A Sigh of Ghost」)
→サラヴァを中学の時に聞いてもうすごく好きになって何度も何度も聞いた。
幸宏さんにはヨーロッパを感じるんだけど、この曲もそうですね。
なんか風景が浮かんでくるような音楽。


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