【リンク】
虹の会本体ホームページ★
虹の会本体ブログ★
スーパー猛毒ちんどんフェイスブック★
虹魂的障害者自立生活★
ミツのホッサ日記PLUS★
井上のリーダーズブログ★
筋ジストロフィーの花屋・漆黒ブログ【YOUTUBE】
スーパー猛毒ちんどんチャンネル(
スーパー猛毒ちんどんシリーズ★
介助者大募集シリーズ★
知的生涯シリーズ★
影の声シリーズ)
虹の会では、専従職員を募集しています。社保完。詳しくはこちら
最近の邦画の主人公。
というか、漫画でもそうかもしれないんだけど、ちょっとすっとぼけている人が多いような気がする。
その道にはとても詳しいが、日常生活はあまりうまくいってない、というような。
そういう主人公がその詳しいジャンルで大活躍する、という。
ま、今考えれば柔道一直線も柔道以外にはできなかったような気がするし、ドカベンしかり。
ってか、山田太郎が授業を受けていた、という印象すらないが。
つまりは、いつの世も主人公は不器用で、その道には一直線、あとは知らん、みたいな感じと言ってもいいのか。
これ、やっぱり「なかなか俺は世の中に才能を見いだせてもらってない」というような思いが見る側にあって、それを実現している、ということなのだろうか。
得意なことはあるけれど、それが発揮できない世の中、という。
だいたい主人公は、他のコトはできないが、その得意な分野において、なんやかんや事件に巻き込まれてその才能を「発揮せざるを得なくなる」というコトが多い。
つまり世の中から乞われてその才能を発揮する、という。
確かになかなかそれは恵まれた話である。
というわけで、「ミステリと言う勿れ」を見たんですけど。
ま、ちょっと時間が空きまして、しかも映画館が目の前で、ちょうどタイミングよかったのがこの映画、という。
どうも、そもそもテレビドラマなんですか?
それもよく知らない。
漫画原作ではあるらしい。
まったく前情報が無いまま見たんですが。
この主人公、とにかく推理が得意、ということでいいのかな。
良く周りを見て判断をしているというか。
そういうキャラ。
ただ、もんすごくマイルールが多くて、日常生活を送るにはかなり困難が伴うタイプ。
だから、そのマイルールを他の登場人物に突っ込まれやすい。
なんで、多少コメディめいているのだが、でも、推理はバツグン、という。
そういう彼に、まわりはだんだん引き込まれていく感じね。
この映画、かなり謎解きは難しい。
簡単に「犯人はお前だ」では終わらないところがある。
田舎の名家の血にまつわる話なのだが、そもそもこの血も「ニセモノ」だったという。
多少設定に無理はないワケではないが、しかしありそうにも思える。
そこに、ヒロインとなるその名家の孫である女子高生?中学生?の、親が死んでしまったトラウマだったりが絡んだり、そもそも親が死んだ原因もその血のことだったんだけど。
どうも、その謎に迫りすぎて殺されたらしい。
しかも他の兄弟も巻き込んで死んでしまっていて…。
そしてそもそもが孫四人の遺産相続の話なので、その遺産相続の争いみたいなのもからみ。
…という、ものすごく複雑なのである。
なので、わからなくなってしまうかと思いきや、これがけっこうスッキリ見れまして。
というのは、途中で出てきた演劇なんですね。
その演劇が全てを語ってくれていまして。
登場人物がそこで「鬼」ということで。
あとはまあもう「鬼が誰で、正統な後継者が誰で」ということをたどっていれば良くなったという。
この辺の作りはとてもメジャー感がありますね。
わかりやすい。
それとさっきたまたまアオテツに聞いたところ、この漫画の作者は女性だそうで。
途中、「女の幸せなんて信じちゃダメです」というようなセリフがあったり。
「だって、男の幸せって言葉はないじゃないですか」とか。
その辺の何だろう、血の話しにありがちな家父長的な感じをきっちりと主人公が否定してくれるという。
そこがとにかく見やすかった。
男の後継者が、みたいな話になってくると、とたんにどうも見てられなくなってしまうこともあったりしたりしなかったり。
ま、女性が作者だからってワケじゃないし、男性が作者でもそこは気をつけていただきたいが、とにかくそういうジェンダー的な引っかかりを感じることなく、田舎の名家の血の話が展開されたのはよかったな。
というわけで、この主人公、くせっ毛がすごい。
というか、テンパーなんですね。
今回、このテンパーかどうか、ってのがけっこう重要な設定になってまして。
そこは面白かった。
ってか、テンパーは遺伝なんですね。
テンパーか否かによって、正統な後継者であるかどうかを見極める、みたいな話になってて。
俺もテンパーだけどな、ハゲてるけど。
オヤジもそうなのね。
ハゲてるけど。
あ、そうそう。
一方でハゲも遺伝言うじゃないですか。
だから正統な後継者がハゲのはずなのに生えてるじゃん!となると、正統な後継者であることを示すために、泣く泣くカツラを取るとかね、そういうことも考えられるが、それはあまりに残酷である。
なので、この映画ではテンパー、と。
そこもなんだか優しい。
…って、そういうことでもないんだろうが、でもまあ、伏線がとても伏線らしく表現され、そして全て回収され事件も解決。
なかなかきっちりした映画になっております。
ま、そのうちテレビでやるでしょうから、映画館ではなくテレビでいいかな、と思いますくらいの感じ。
(BGM:THE STAR CLUB「あの娘にひとめぼれ 40th Anniversary」from「あの娘にひとめぼれ 40th Anniversary」)
→言わずとしれたスタークラブの裏代表曲と言っていいか。
アナーキーの仲野さんとかニューロティかのアツシさんとかが一緒に歌ってます。
なんかのライブの時だったかにもらったんだったかのCD。
インストも入ってるのであった。

スポンサーサイト
コメントの投稿