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スーパーちんどん・さとう

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自分の愚かさ ★ 映画 「落下の解剖学」


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時ちょうど、なにやら大リーグの日本の大スターのスキャンダル、というか、その通訳のスキャンダルが報じられ、大スターが会見したという翌日に書いているわけですが。

どうですかねえ。
まあ真実はわかりませんけど、大スターを守りたい多くの人、つまり彼の肩にはものすごい多くの人の生活がかかってるんだなあ、というのだけはなんとなくわかりましたね。
ただの野球大好き少年のママではいられない、という。
それはいわゆるスターの悲劇、みたいなことなんですかね。

この事件の場合は、って事件なのかどうかもわからないけど、これは証拠が出てくるのかもしれないけど、たいがい事件の証拠ってのはなかなかクリアに出てこない。
例えば殺人事件だったとして、その場に被害者と被疑者だけしかいない、なんてこともよくあるわけですよね。
その中でどういうやり取りがあったかは正直推測でしかないワケです。
科捜研のマリコさんなんかが登場して、「この傷は左手にナイフを持たないとつかない」とか言ってくれればいいですが、そういうモノがない限り、というか、曖昧だったりしたら、やっぱ推測でしかない。

今回の大スターは、最も重要な点を語らずにいるわけですが、まあ事情はあるでしょう。
でも、それはまた推理を生んでしまう。
けれども、なんだか彼は「とてもいい人」ということになっていて、ファンも大勢いるので、なんとなく彼を擁護する感じにはなってますよね。
事実がどうあれ、彼を擁護する、みたいな感じでテレビなんかも言ってた感じがしました。
この前の芸能人のレイプ的なこともそうだけど、なんか「事実がどうか」というより「信じたい」と言う方が勝つ。
今回の大スターは、やっぱ大スターなので、大スターが悪いことをする、なんて誰も信じたくない。
ま、そんな感じなんじゃないですかね。

そうなると、事実がどうか、というより、その現実がその後どう展開するか、ということが重要になってきてしまう、ってコトにもなりまして。
つまり、大スターには活躍してもらわないともうにっちもさっちもいかない、というほど莫大な金をつぎ込んでいる人たちもいるわけです。
まるで博打ですが、そういう人は、彼を「無実」にしなければならない。
というか、それで丸く収まるだろ?ベイビー?みたいな。

真実よりも、そっちが大事、と。
ま、ある意味ではそれもわからなくもないところもあります。

てなことで、「落下の解剖学」という映画を見てきまして。
フランス映画で、法廷劇っていうんですかね。
親子三人+犬で暮らしている山の家で、三階からお父さんが落下。
死んでしまう。
第一発見者は散歩から帰ってきた犬、そして息子。
息子は事故でほとんど見えない感じの弱視の子で。
事故か?自殺か?そして、まあ、お母さんが疑われるわけです。

法廷で夫婦関係のいろいろがどんどん暴かれていく様はまさに解剖。
でもまあ、このくらいの気持ちの行き違いはよくあるような気もするが、息子の事故が自分のせいであると感じている父親、そして同じ作家として妻は人気があるが、自分は全く芽が出ない、という格差、いろいろが確かに彼にとっては人生を苦しくしていて。

最後まで、これが事故か自殺か他殺なのか、というのははっきりしません。
はっきりしないというか、判決は妻は殺していない、というもの。
でも、見ている人はまったくそれを全て受け入れられない感じのつくり。
いや、これ、妻が手を下したんだよな…とオレは思ったけど…。

まあ、決定的な証拠が出てこないので、そりゃ無罪なんです。
推定無罪。
だからそれはそれで裁判としてはいいんです。
でも、見ている人はそれで終わり、とはならない、という。
それをなんか突きつけられるんだよね、この映画。
スキャンダルとして、レポーターなんかが多く裁判所前にいたりするんだけど、それもなんかそういう「私刑」の様を表しているようにも思った。
そして、「でもさ、奧さん、ホントは犯人だよね」と思ってる自分もその中に取り込まれていることに気づく。
興味本位、それだけで、誰かが死んでいるにもかかわらず、裁判の結果云々にかかわらず、我々は推理をしてしまう。
大衆の残酷さと愚かさを身をもって知るというか、自分の中のそれに気づかされるというか。

だから、ここで「どうだったか」を語ることも愚かさを披露するようで恥ずかしいのだけれど、一つだけどうしても書いておきたいのは、息子さんね。
息子さんの視覚障害のことについてはあまり事件には関わってこない。
お父さんが迎えに行くのが遅れて、みたいなことで事故には遭ってるので、それはそれで設定に意味がないわけではないけど、なんなら「歩けなかった」でもいいような気もしたり…。

ただ、ものすごい大人なんですよ。
最後に彼が証言台に立つんだけど、それがね、たぶん、俺思うに嘘なんだな。
いや、もうこれはいろいろな意見があると思うし見方もあると思う。
そういう推理をすることが愚かしいのもわかる。
でも、それをしてしまった彼。
この後、大丈夫かな…という…。

でも大丈夫なのかな。
この裁判をしっかり見て、親の不仲?というか、すれ違い、といった大人の理屈を目の当たりにして、それでも彼はこの判断をしたと言うことだからな…。
とはいえ、映画の中で11歳という設定だったと思うんだけど、一足飛びに大人になってしまった感じで、それ自体も気になるところ。

映画的には、とにかくこの疑われている妻の演技が凄いです。
人を殺めて隠しているようにも見えるし、時にまっとうな聖母の表情までする。
正直、表情からはどっちとも読めないんです。
エンディング、家に戻って息子と会った時でさえ、その表情はどっちとも読めない。

そして、犬ですね。
犬の演技が凄いです。
どうやったんだろ…。
CG?なのか??

てなわけで、見る人を選ぶ映画かと思いますが、面白い人には面白い映画かと思います。








(BGM:Bamseom Pirates「T.G.I.F.」from「大韓不法集会」)
→チャーミーさんが韓国パンクをコンパイル。
不法集会である。
単なるコンパイルと捕らえるべきではないだろう。
このバンドはかなりゴリゴリのハードコアスタイルかと思いきや、エンディングに向かう部分がなんかすごい。
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