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スーパーちんどん・さとう

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Yのお母さんの葬式の夜の話


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長々と続いてしまってアレだが、Hの話(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6595.html)で思い出した話ということで、Aの話(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6600.html)を書きました。
そして、Aの話をYとした話(http://superchingdong.blog70.fc2.com/blog-entry-6601.html)という後日談っぽいモノを書きました。

で、中学はYと一緒だったんですが、高校では別れました。
そうなったもんで、一時交流が途絶えていたんですが。
けど、高校の二年の時にYのお母さんが亡くなったんです。
ずいぶん早く、とても信じられない感じだったんですが。

そのことをお袋が聞いてきて。
というか、中学の連絡網でも回ってきたらしいんですね。
で、まあ仲良かった人は行った、という感じで。
お袋も行きましたが、俺も行ったんです。
中学の頃はずいぶんYの家にも行ってましたから。

まあ、自称でも「お母さん子」だった彼はとても落ち込んでいました。
で、なんか「泊まっていって欲しい」ということになりまして。
ああ、わかった、ってことで、お袋は葬儀が終わって帰ったんだけど、俺はYと一緒に家に戻ったんだよね。

それでまあなんとなく重たい雰囲気だったんだけど、それでもいろいろお菓子とか飲めもしないお酒とかを買ってきてみたりして。
二階のYの部屋で飯代わりにしてたんです。
Yのお父さんは一階で意気消沈としていた感じでしたね。
そもそもYはお父さんと折り合いが悪かったというのもあって、お父さんも干渉してこないことをいいことに、まあいろいろそういう感じで過ごしてた、と。
まあある意味「特別な日」ですからね。

二年くらい会ってなかったから、まあどうなってるかな、と思ったけど、YはYのままで。
でもまあ、そんな俺に泊まりに来てくれ、というくらいだから、あまり高校ではそういう友だちができなかったのかな、とか思ったりはした。
でもまあ、こういう時に昔の友だちを頼る気持ちもわかる気がして。
だから俺はなるべく今の高校生活についてはあまり触れずに、昔の話をずっとしていたんだけど。

そしたら、急にYが、「A、覚えてる?」と。
俺は正直ちょっと忘れかけていたのだが、その言葉を聞いて、急にいろいろ思い出した。
あの一輪挿しのこと。
急な引っ越し。
そして、本当はお父さんはいなかったという話。
まあ、いろいろ一気にアタマの中に押し寄せてきたんだけれど。

Yが昨晩、お母さんの遺品をざっと見ていたら、手紙が出てきたと。
その束を見るともなく見ていると、Aのお母さんらしき人からの手紙があったという。
それはハガキで、中身はどうも例の引っ越したすぐ後に新住所を知らせると共に、挨拶もなしに引っ越したことを謝罪するないようだったと。
まあそれだけ聞けば、普通の手紙である。

「たださ、その中で、私たち夫婦の仕事が失敗したので引っ越す、みたいな一文があったんだよ」とY。
「え?母子家庭って言ってたじゃん」
「そうなんだよな。母ちゃんもそう言ってた」
「で、主人が北がいい、というので、北に決めました、みたいなことも書いてあってさ」
「なにそれ」
「なんか不気味だな、と思ってさ。お前もなんかちょっとおかしいとか不気味とか言ってたの、思い出してさ。確かに、なんか今考えるといろいろおかしいよな…」
新住所は東北の比較的大きな都市だったという。

つまり、Yの母親は全てを知っていた可能性があった。
その上で、お父さんはいない、母子家庭だ、とYに言っていた、ということだ。
ポイントは、その「夫婦の仕事」である。
それがまったくわからない。

その手紙がYのお母さんの遺品から出てきたというのも、なんだか…。
だって、Yのお母さんに聞けば、ある程度大人になった我々にも話してくれたかも知れないのに、そのお母さんはもういない。

おそらく、もうAのお母さんは年齢から言って亡くなっていると思う。
先にも書いたように、お母さんというよりおばあちゃん、といった感じだったから、正確な年齢はわからないが、恐らくはAは遅くにできた子だったのだと思われるからだ。
というか、Yの母親とはそれで意気投合したのである。

いや、もしかして養子?ということも考えられなくもないのだが…。

これがまあAの話の全てだ。
これ以降もYとは交流があって、お互いに仕事をするようになってからも会ったりしてはいた。
Yの勧める保険に入ってやったりもした。
が、今はYも何かあったのか、音信不通である。
なので、Aのことが俺の前で話題に上がることはもうないだろう。

けど、やっぱり何か引っかかるのだ。
というのは、珍客が登場して、一輪挿しの花が腕のように揺れた。
あの腕。
なにか、オレに何か伝えようとしていたのではないか?と思えてならないのだ。
そして、Aのお母さんは一瞥してそれを止めたようにも思えて。

もちろん、全て想像だし、全てが偶然なのかもしれない。
でも、なにか気にかかるのだ。






(BGM:いぬいなおみ「私は私の知らない女になったの」from「歌謡曲番外地:東宝レコード女優編モア~あなたって凄いのね」)
→他のコンピでこの人の「ナオミの夢」を聞いたときはなかなか衝撃で。
凄く歌がうまい人なんだろうけど、これはどっかシャンソン風というか、リズムに敢えて乗せない感じの部分が好き嫌いがあるかな。
というか、まあやり過ぎくらいにリズムから外してくる。
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