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スーパーちんどん・さとう

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3/20 障害者まつりを 「壊しに」 行きます

3/20日曜日 県障害者交流センターで行われる障害者まつりに、スーパー猛毒ちんどんでステージをやることを決めました。
時間は1:30ころになると思います。


このステージを決めるのに、ちょっといろいろともめました。

「障害者まつり」というのは、対県の運動団体である「障害者の生活と権利を守る埼玉連絡協議会(障埼連)」という団体が中心になって、国際障害者年の流れをきっかけに始まったものです。
県内、いろんな場所で毎年障害者まつりを行って、一人ぼっちの障害者をなくす、そして市単位での障害者運動を盛り上げていくために行われていたモノです。
例えば、浦和で行われると言うことになれば浦和で実行委員会が結成されて、そこに集まった人たちで、その流れで市民の会といったようなモノが作られる、ということが実際にありました。
スタートはもう20年以上前の話です。
その頃は一人暮らししている障害者なんていうのはよっぽどの人望があって、ボランティアを集められるような人、例えばウチの初代会長のあき江さんなんかがそうだったといっていいと思いますが、そんな時代でした。
ヘルパーが週に3回しか来ない、しかも一回2時間くらい、という時代。
生活のほとんどをボランティアに頼っていたような時代です。
街で車いすの人を見かけるなんてこともかなり珍しかった時代。
ちょうどオレが虹の会に関わり始めたころでした。


障害者運動というのはここでもちょっと書いたかもしれないけど、二つの流れがあります。
原水爆の問題など、多くの市民運動はだいたい二つに分かれてしまうんですが、障害者運動もそれに無縁ではありません。
これは政党の思惑があるわけですが、その是非はここではちょっとおいておいて、このまつりは、その片方に属します。

虹の会はどっちのイベントにも参加する、ということを信条にしているので、こっちに行けば「おまえらはあっちだろ」といわれ、あっちに行けば「ここじゃないでしょ」と言われてきました。
でも、そのやりかたは間違っていたとは思いません。
まあ、とにもかくにも、この障害者まつりは、歴史的にもこれまでもいろんな形で参加してきたし、我々には無縁ではありません。


さて、話を戻します。
ここ10年くらいの障害者まつりは、変貌してしまいました。
障害者交流センターというのが建って、そこに先の「障埼連」がデスクを構えることになり、そこでまつりをやろうということになって、交流センターでやることはそもそもの「地域の一人ぼっちの障害者をなくそう」「地域運動の活性化」という目的がないがしろになるんではないか、という論議はありました。
でも、また各地を回ろうという決着点で交流センターで初の障害者まつりは行われたんですが、実際はそのまま交流センターでやる形になり、正直、中身は形骸化してしまいました。

実際に、まつりは多くの団体が参加するけれど、模擬店とかを出して、自分のところが売れたらテントをたたんで帰ってしまう、というような感じで、いつだったか数年前に行った時はもう午後も浅い時間なのに半分くらいのテントがなくなっていて呆然としたことがあります。
作業所なんかも多く参加していますが、もう年中行事という感じで、親が一生懸命何かを売ってるような状況で、正直本当に「お世話されている人たちが県内から集まってくる」という印象。

まあ、一般の人の障害者の印象って、そういう感じなんだろうと思うんです。
あったかいボランティアさんや一生懸命な親に守られていなければ生きていけない障害者。
そこには「セックスがしたい」なんていうあたりまえの人間としての思いなんか入る隙間がありません。


障害者の思いを伝えるんだったら、こんな予定調和なことをやっていたんでは何も産まれない。
一人の人間として生きたい!
ただそれだけのことを伝えたいまつりなのに、障害者自身がお客さんになって、親や当日集められたボランティアに守られているだけの一日。
自分で何か、言いたいんじゃないのか。
だからこのまつりは始まったんじゃないのか!
自分の声はどうしたんだ!。

オレたちは、障害者まつりに対して、こんな気持ちを毎回抱いて、イヤな気持ちで帰ってきていました。


障害者まつりとは逆に、親が参加しないような知的障害者を中心としたイベントも他にはあるんです。
まあ、そこにはそこなりの問題はあるわけですが、それでも、ウチのバンドが始まれば、ものすごくみんなのってきます。
そして、終演後には必ず「メンバーになりたい」というヤツがあふれかえるんです。
障害者まつりでも同じで、本人はのっている。
けど、親が連れて行っちゃう。
関係者が連れて行っちゃう。
なんでか考えたんですけど、きっと「こんな楽しそうなのは見せないでください」ってことなんじゃないかな、と最近思うようになりました。

自分と同じ立場の同級生だった井上が、市丸が、こんな風に高飛車に、スーパースター然として踊って歌っているのを見て、「感化されちゃ困る」ってことなのかな。
実際にそうはっきりと言う親もいます。
酒も飲み会も、みんなで出かけるプロレスも、ライブハウスも、知らさなければ済むじゃないか、って。
もちろんセックスなんてもっての他。
っていうか、セックスって人生において半分くらいをしめる大問題だとオレは思うんだけど。
それすらなにも与えずに、親の与えたイトーヨカドーで買った服を着せ、白のブリーフをはかせ、小学校の時と同じ床屋で同じ髪型をさせる。
つまり、成長を止めているんだよね。
これ、虐待ですよ。
「なんにもわからないと思って、バカ扱い(オリジナル曲「イジメ」の歌詞)」を親がやってる。


こういう「空気」に触れて、オレたちは本当に疲れ切ってイヤな気持ちになる。
だから、やりたくない、という意見もたくさんあった。

でも、一方で、「オレたちが伝えなきゃダメだ」という井上のようなことをいうヤツもいる。
「オレの同級生は、あの中で、毎日同じことをまだ繰り返してる」と、もう童貞ではない井上は言う。
井上はきっとこう思っているのだ。
「もし、虹の会に出会ってなかったら、オレもあの中にいたんだ」
これはかなり彼にとっては恐怖だろう。

親と一緒に街の中をこそこそ道の端っこを歩く。
一目で見て「知的障害者」だとわかる「刈り上げリュック野球帽ルック」をさせられて、親の後ろをとぼとぼ歩いている、あの気分は、きっともう井上は味わいたいと思わないだろう。
金髪にして、彼女を連れて、そして、仲間と飲み屋を探して歩いている今の井上からしたら、それは恐怖だ。

だから「人生の楽しみなんかなにも教えない」と親は言うのかもしれない。
いや、違うよ。
井上はそれでも今、胸を張って生きている。
だから、あなたの子もそうなればいい。

オレたちはそして、その本人に向かって言うのだ。
「そのままでいいのか?親の手をふりほどいて、一歩踏み出して、ここに来いよ!」って。

現状の中で、親にしたら、きっと我々は不良集団なんだよね。
近づけたくないんだろうな。
不良でけっこうだけど、まあ不良の方がもてることになってるし。
それに少なくともオレらは非行集団ではないから。


こんな不良のオレたちが、今こそ、例え100人に伝わらなくても、一人にでも伝えるべきなんじゃないか、というのが話し合いの結果として出ました。
とにかくかっこよく、誰もが憧れるようなかっこよさでステージをやろうと思います。


あと、今回はプロレスということで、大日とアイスリボンという、我々が普段ちょっとお世話になっている両団体を呼ぶということもありまして、このインスピレーションはもともとプロレスとのコラボというのは大日さんとオレらが新都心でやったイベントから端を発しているようで。
我々としては、両団体に、オレらのようなイヤな気分で帰って欲しくない、というのもありました。


それと、個人的に、20年以上前から虹の会に関わっているオレは、すごく障埼連にはお世話になったし、当時の障害者まつりからいろんな事を教えてもらってきたから、恩返しをしなければならないと思っています。
それも、オレたちなりのやり方で。
正直、先細りして薄くなってしまった彼らに、今自分たちができることをしたいと思う。
そんな思いもあって、今回の出場を決めました。


オレたちのオリジナル曲に「壊してあげる」という曲があります。
藤井が作った、健体者の上から目線の憐れみを「壊してあげる」という歌詞で、初期のころからこの曲はやっています。

今こそ、孤立を恐れず、連帯を求めて。
3/20、障害者まつりを「壊しに」行きます。
今のままじゃダメだと、少しでも思う方がいたら、この文章を読んでちょっとでも何か触れた方は、オレたちのステージに集まってください。
例え、それが一人だって、二人だって、オレたちは待っています。
そして、力の限り、歌います。
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